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むしろ順境こそ恐るべし。


         今年も残り少なくなりました。

      過ぎ去った月日は矢の如くかなたに。
           形を残す間もなく。
      もっともっとゆっくり歩きたいとおもう。
       ゆっくり「あなた」を待ちたいと思う。
      待つことが出来なくなってしまった現代。
   時間を「あなた」のために使うことの大切さも忘れてしまった。
       己の心に素直に生きてなどいられない自己合理化。
           幸せってなんだろう。
     逆境の中で必死に頑張ってきた時代も遠く。
          しかし、やはり、むしろ、
           順境こそ恐るべし。

      自分も、国家も、時代も、浮かれる今ではない

         祇園精舎の鐘の声
         諸行無常の響きあり
         沙羅双樹の花の色
       盛者必衰の理をあらわす
        おごれる者は久しからず
        ただ春の夜の夢のごとし
       たけき者もついには滅びぬ
         偏に風の前の塵に同じ

by kimizudo | 2007-12-26 17:54 | 田舎暮らし  

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